お問い合わせ
外壁塗装と屋根塗装の同時施工

外壁塗装と屋根塗装は一緒にやるべき?同時施工のメリットとは

外壁塗装を検討していると、業者から「屋根塗装も一緒に行いませんか」と提案されることがあります。そのとき、「本当に必要なのか」「外壁だけで十分ではないのか」「同時にやると費用が高くなるのでは」と迷う方も多いでしょう。外壁と屋根はどちらも住まいを雨風や紫外線から守る重要な部分です。しかし、劣化のスピードや必要なメンテナンスはそれぞれ異なります。

結論から言うと、外壁塗装と屋根塗装は、タイミングが合うなら一緒に行うのがおすすめです。最大の理由は、足場代を一度で済ませられることです。外壁塗装でも屋根塗装でも、基本的に足場が必要になります。別々に工事をすると、そのたびに足場代がかかるため、トータル費用が高くなる可能性があります。

ただし、すべての家で屋根塗装を同時に行うべきとは限りません。屋根材の種類、劣化状況、前回の施工時期、予算によって判断が必要です。この記事では、外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うメリット、注意点、同時施工を検討すべきケースをわかりやすく解説します。

外壁と屋根はどちらも家を守る重要な部分

外壁は、雨風や紫外線から建物の側面を守っています。一方、屋根は建物の最も上にあり、雨、雪、日差しを直接受け止める部分です。屋根は外壁以上に過酷な環境にさらされるため、劣化が早く進むことがあります。

屋根材の表面にある塗膜が劣化すると、防水性や保護機能が低下します。スレート屋根では色あせ、コケ、ひび割れ、塗膜の剥がれなどが起こることがあります。金属屋根ではサビや塗膜の劣化に注意が必要です。

外壁だけをきれいにしても、屋根の劣化が進んでいると、住まい全体の保護としては不十分な場合があります。外壁塗装を検討するタイミングで、屋根も一緒に点検してもらうことが大切です。

同時施工のメリット1:足場代を節約できる

外壁塗装と屋根塗装を一緒に行う最大のメリットは、足場代を一度で済ませられることです。外壁塗装でも屋根塗装でも、安全に作業するためには足場が必要です。足場代は一般的な戸建てでも 15 万円から 25 万円程度かかることがあります。

たとえば、今年外壁塗装を行い、3 年後に屋根塗装を行うと、足場を 2 回組むことになります。つまり、足場代も 2 回分かかります。外壁と屋根を同時に施工すれば、足場は 1 回で済むため、長期的に見ると費用を抑えやすくなります。

同時施工のメリット2:工期をまとめられる

外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと、それぞれの工事期間中に足場、養生、職人の出入り、車両の駐車、窓の開閉制限などが発生します。工事のたびに近隣挨拶を行い、生活の一部に制限が出ることになります。
同時施工であれば、外壁と屋根の工事をまとめて行えるため、生活への影響を一度に集約できます。工期は外壁のみより少し長くなることがありますが、別々に行うより総合的な負担は少なくなることが多いです。
また、近隣への説明も一度で済みます。足場の設置・解体、高圧洗浄、塗装作業など、周囲への影響が出る工程をまとめられるため、近隣トラブルの予防にもつながります。

同時施工のメリット3:外観の統一感が出る

外壁だけを塗り替えると、外壁はきれいになっても屋根の色あせや汚れが目立つことがあります。反対に、屋根だけを先に塗装して外壁が古いままだと、全体のバランスが悪く見えることもあります。

外壁と屋根を同時に塗装すれば、色の組み合わせを一緒に考えられます。屋根を濃い色にして外壁を明るくする、外壁をグレー系にして屋根をブラック系で引き締める、ブラウン系で温かみを出すなど、全体のデザインを統一しやすくなります。

外観の印象は、外壁と屋根のバランスで大きく変わります。同時施工は、住まい全体をトータルでデザインできる点でもメリットがあります。

同時施工のメリット4:メンテナンス計画を立てやすい

外壁と屋根を同時に塗装すると、次回のメンテナンス時期を合わせやすくなります。別々のタイミングで施工すると、外壁はまだ大丈夫だが屋根だけ劣化している、屋根は塗ったばかりだが外壁が傷んでいる、といった状態になりやすくなります。

もちろん、屋根は外壁より劣化が早いことがあるため、完全に同じ周期でメンテナンスできるとは限りません。しかし、同時に点検・施工しておくことで、次回の点検時期や塗料選びを計画しやすくなります。

たとえば、外壁に高耐久塗料を使うなら、屋根にも耐久性の高い塗料を選ぶことで、次回の工事時期を近づけることができます。建物全体のメンテナンスコストを長期的に考えるうえで、同時施工は有効です。

同時施工を検討すべきケース

外壁塗装と屋根塗装を一緒に検討したほうがよいのは、築10年前後の住宅、前回塗装から10年前後経過している住宅、屋根の色あせやコケが目立つ住宅、外壁と屋根の両方に劣化サインがある住宅です。

特にスレート屋根の場合、色あせ、コケ、カビ、ひび割れ、塗膜の剥がれが見られることがあります。屋根は地上から見えにくいため、劣化に気づきにくい部分です。外壁塗装の現地調査時には、屋根の写真も撮ってもらい、状態を説明してもらいましょう。

また、近いうちに屋根塗装が必要になりそうな場合は、外壁塗装と同時に行うほうが足場代の面で有利です。「あと2〜3年で屋根塗装が必要」と言われた場合は、今回まとめて行うかどうかを検討する価値があります。

同時施工を判断するときは、業者の提案をそのまま受け入れるのではなく、屋根の写真や診断結果を見せてもらい、なぜ塗装が必要なのか説明を受けましょう。

屋根塗装の注意点

屋根塗装では、外壁塗装とは異なる注意点があります。屋根は雨水を受ける部分なので、塗装後の水はけが重要です。スレート屋根では、塗装後に屋根材の重なり部分が塗料でふさがれると、雨水の逃げ道がなくなり、雨漏りの原因になることがあります。そのため、必要に応じて縁切りやタスペーサーの設置を行います。

また、屋根は外壁より紫外線を強く受けるため、塗料選びも重要です。外壁と同じグレードの塗料を使っても、屋根のほうが早く劣化することがあります。屋根には屋根用塗料を使い、耐候性や遮熱性なども含めて検討するとよいでしょう。

見積もりで確認すべきポイント

外壁と屋根を同時に施工する場合は、見積書で外壁と屋根の項目が分かれているか確認しましょう。塗装面積、使用塗料、メーカー名、商品名、塗装回数、高圧洗浄、下地処理、縁切りの有無、付帯部の範囲などが明記されていることが重要です。

「外壁・屋根塗装一式」とだけ書かれている見積書では、内容が不明確です。外壁と屋根では必要な工程や塗料が異なるため、別々に詳細を確認しましょう。また、足場代が1回分になっているか、屋根塗装を追加した場合の差額がいくらかも確認すると、同時施工のメリットを判断しやすくなります。

まとめ

外壁塗装と屋根塗装は、タイミングが合うなら一緒に行うのがおすすめです。足場代を一度で済ませられるため、長期的な費用を抑えやすく、工期や生活への影響もまとめられます。また、外壁と屋根の色を同時に考えられるため、外観の統一感も出しやすくなります。

ただし、屋根の状態や屋根材の種類によっては、同時施工が不要な場合や、塗装ではなく別の工法が必要な場合もあります。外壁塗装を検討する際は、屋根も一緒に点検してもらい、写真や診断結果をもとに判断しましょう。大切なのは、業者に勧められたから一緒にやるのではなく、住まい全体の状態と将来のメンテナンス計画を見て決めることです。

お問い合わせ お問い合わせ
バナー バナー